「コロナ対策は予備費以外ほとんどない」福山氏

2021年03月28日 08:34

 過去最大規模を更新する一般会計総額106兆6097億円の政府の新年度予算が26日、参院本会議で可決、成立した。この予算内容について立憲民主党の福山哲郎幹事長は「非常に遺憾に思っている。新型コロナウイルス感染症の感染のリバウンド、変異株の広がりが懸念される中、国民生活、事業者の経営の厳しさが増している中で、この予算には予備費以外、コロナ対策がほとんどない」と遺憾だとした。

 そのうえで記者団の問いに答えて「再度緊急事態宣言が出されるような事態になれば、当然、菅内閣の責任は問われてくると考える」とした。

福山幹事長は「相も変わらず、ワクチンの接種率は世界でも最下位の方。政府の機能が著しく低下している証と思う。われわれとしては、われわれの考える国民生活支援のための給付措置、検査、医療機関の体制充実等も含め、対案とチェックにしっかり役割を果たしていきたい」とした。(編集担当:森高龍二)