ミャンマー国軍は蛮行を停止せよと非難 枝野氏

2021年03月30日 07:02

立憲民主党の枝野幸男代表は29日、ミャンマー国軍の市民の抗議行動デモへの武器使用による弾圧に対して「国民に対する弾圧、暴力を即刻停止するよう求める」談話を発表した。

 また日本政府に対しても「政府はミャンマーとのこれまでの緊密な関係に基づいて国軍に自制を求めてきたが、こと、ここに至り、国軍に対し、国際社会とともに毅然としたさらなる強い姿勢で臨み、平和的な事態の打開を求めて全力で働きかけるよう求める」とした。

 談話で枝野氏は「ミャンマー国軍は国際社会の非難をよそに、非武装の国民に対し武力の使用を含む弾圧行為を続け、1日で子どもを含む100人以上が治安部隊に殺害されるという深刻な事態を招いている」と憂慮。

 そのうえで「ミャンマー国軍の蛮行を強く非難し、国民に対する弾圧と武器の使用を即刻停止するよう強く求める」と訴えている。

 2月1日にミャンマー国軍がクーデターを起こして以来、これに抗議する市民らに対する国軍の実弾発砲などの弾圧により28日までに400人以上の市民が命を落としている。平和的な抗議デモをする市民らに発砲を繰り返す暴挙は国連など国際機関の対応が求められるレベルになっている。(編集担当:森高龍二)