戦略会議 司令塔として機能させていくと総理

2011年11月22日 11:00

 野田佳彦総理は21日開かれた参議院本会議で国家戦略会議について「税財政の骨格、経済運営の基本方針など国家内外の重要な政策を統括する司令塔として、政策推進の原動力になるよう、しっかり機能させていきたい」と述べた。

 猪口邦子議員(自民党)の質問に答えた。猪口議員は、国家戦略会議は法的に裏付けられた機関でないとして、経済財政諮問会議を開くよう求めるとともに、「国家戦略会議に外務大臣が入っているのに、防衛大臣が入っていないのはおかしい」と防衛大臣を入れるよう提起した。

 野田総理は「個別課題で関係する時には関係閣僚として参加頂くことになっている」として、必要に応じて対応していくとの考えを述べた。

 国家戦略会議は野田総理が議長を務め、メンバーに入っている閣僚は藤村修官房長官、古川元久国家戦略担当大臣、安住淳財務大臣、川端達夫総務大臣、枝野幸男経済産業大臣、玄葉光一郎外務大臣。民間から米倉弘昌経団連会長、古賀伸明連合会長、緒方貞子国際協力機構理事長、長谷川閑史経済同友会代表理事、岩田一政日本経済センター理事長(元日銀副総裁)、白川方明日銀総裁が入っている。(編集担当:福角忠夫)