植松参院議員が民主に離党届 党議拘束ネックに

2013年02月22日 20:17

 民主党を離党するとして細野豪志幹事長に22日、離党届を出した植松恵美子参議院議員は、同日夜、離党理由を明らかにした。

 この中で、植松議員は「社会保障制度、消費税、TPP、原発問題など社会の問題が多様化、複雑化する中で個別の政策の方向性について、民主党と個人の考えが全て一致するものもあれば、離れてしまったものもある」とし「是々非々で判断するという政治姿勢で臨む以上、今後、党議拘束の下で、全ての個別政策について採決に協力していくことは困難と判断した」と述べた。

 そのうえで、植松議員は「党の枠にとらわれることなく、日本の将来をかけて、また香川県民の代弁者として、残りの任期を全うさせて頂きたい。(今後は)県民党の旗を掲げるつもりで是々非々で判断し、行動していく」と決意を示した。

 あわせて、7月の参議院選挙については無所属での出馬意向を示し、「信念を貫いたうえで、有権者の皆様から再度の審判を仰ぎたい」とした。

 植松議員は香川県出身。43歳。神戸大卒。平成19年夏の参議院選挙で25万8000票近くを得て初当選した。民主党では政調会長補佐を務めていた。民主党にとっては有力議員のひとりを失うことになる。(編集担当:森高龍二)