政府は新型コロナウイルス感染症対策のため「まん延防止等重点措置」対象に、現在発令中の北海道、石川、京都、兵庫、福岡に加え、8日から月末まで福島、茨城、栃木、群馬、静岡、愛知、滋賀、熊本の8県を追加する。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大では東京都の新規感染者が4日には4166人と過去最多を更新。全国でも1万4207人と過去最多になった。
菅義偉総理は4日「東京は過去最高ということで、ここ数日間、警戒感を持って対応している。対策をしっかり講じて、国民の皆さんの命と健康を守ることに最重点で取り組んでいかなければならない」と強調した。
しかし、感染者の入院基準を巡って、菅総理が基準を見直し「中等症のうち酸素投与が必要な方やそれ以外で糖尿病等の疾患を持っている人には確実に入院していただき、それ以外の方々は症状が悪くなった場合に入院。原則、自宅療養」とした方針には、野党はもちろん、与党からも問題視する声が止んでいない。
菅総理は「今回の措置は必要な医療を受けられるようにするための措置であり、そうしたことを丁寧に説明させていただいて理解してもらう」と方針変更の考えはないとの姿勢をみせた。(編集担当:森高龍二)