なぜ大学受験を選ぶ TPPで茂木自民政調会長

2011年11月21日 11:00

 茂木敏充自民党政調会長は20日のNHK日曜討論でTPPに対する野田佳彦総理の対応について「まずどうしたいのか。総理がリーダーシップをとってはっきりさせるべきだ」と「交渉参加に向けて関係国と協議に入る」としたあいまいな表現を批判。

 その上で「TPP参加の場合、経済効果は10年間でGDPはプラス2.7兆円。ASEANプラス3では5.2兆円。ASEANプラス3は高校受験で、TPPは大学受験の難しさなのに、なんで難しい方を選ぶのか」と指摘。「TPPに対し(政府は)前のめりすぎる」とけん制した。また日本にとって「中国、インド、韓国を取り込んでいく枠組みをつくることが必要だ」とした。

 前原誠司民主党政調会長は人口の減少、少子高齢化、財政の健全化、社会保障、セーフティネットへの対応などをあげ、そのためには「名目成長率をプラスにして」果実を分配する必要があるとした。(編集担当:福角忠夫)