前原誠司民主党政調会長は20日のNHK日曜討論で、野田佳彦総理がTPP交渉参加に向けて関係国との協議に入るとした際、「美しい農村を断固守る」とした点について、農村の地域振興と農業の6次産業化などへの取り組みが必要だとした。
前原氏は「中山間地においては限界集落が増え、農地が荒廃している。農業就業者の平均年齢は66歳、コメに限ると70歳になっている」と厳しい状況を語った。一方で「中山間地は保水能力を持っている」として都市にとっても大きな意味を有していることなども指摘。
農業の抜本改革に向け、地域振興とともに、輸出できる農業、生産から流通、販売までを一体的に行う農業の6次産業化に取り組み、若者が農業参入してくる環境づくりをしていかねばならないとした。(編集担当:福角忠夫)