野田聖子氏 改ざん・廃棄問題に痛快に切り込む

2021年09月19日 08:33

 自民党の総裁選挙に立候補した野田聖子幹事長代行は17日、党総裁選「所見発表演説」で「公文書の改ざん・廃棄は民主主義の根幹」の問題と指摘し、自らが総裁になれば「自民党に公文書の取り扱いに関する不透明さを解明するチームをつくる」と表明。

 そして「二度とこのような問題が起こらないように、また必要に応じて必要な調査を行い、しっかりとした制度を皆さんとともにつくっていく」と明言した。

 野田氏は自民国会議員を前に「行政に対する信頼回復を進める」と語り「近年、公文書の廃棄、隠ぺい、改ざんという問題が相次いで起こっている。公文書は民主主義の根幹であり、国の政治や行政の健全性を示すもの。それが勝手に廃棄されたり、どこかに消えてしまうということは非常にゆゆしき問題と考えている」と断じた。

 事実上、安倍政権下で繰り返された公文書の改ざん、隠ぺい・廃棄問題に痛快に切り込んだことになる。また、多様性の視点から、自らが総裁になり、総理になれば「閣僚の半分を女性にすることをめざす」とも語った。(編集担当:森高龍二)