立憲民主党の枝野幸男代表は11日、都内街頭演説後の記者団の問いに「(自民党総裁選挙以上に)総選挙に向けて選挙モードに入っていると痛感している」と有権者の関心が総選挙に高まってきていると感じている旨を語った。
枝野氏は現況について「もう衆議院は解散されている状態と一緒」との認識を示し「いまやらなければならないコロナ対応などについての仕事をしながらですが、それぞれの地域の仲間には解散したつもりで活動するよう指示していきたい」と党としても選挙モードに並行して入っていく姿勢をみせた。
総選挙での共産党との候補者調整について枝野氏は、共産党の小池晃書記局長が一緒になって勝てるところは調整しようと発信していることに「私なども似たような趣旨で申し上げてきていることに、近いことを言っていただいたことは大変うれしく思っている。具体的なことは相手のあることなので、ある程度相手と認識共有したところで説明していきたい。こちらの希望とかだけ申し上げると、上手くいくものも上手くいかなくなるので、総選挙公示までに整理しなければならない。後ろが切れている」と期限を見据えながら調整へ対応していく考えを示した。
また自民党総裁選で自民党内の動きがかなり活発化していることについての受け止めを聞かれ「われわれ国会議員の本業は党内抗争することではありません。特に緊急性を要するコロナについて、しっかりとやるべきことをやった上で、やっていただきたいと思っています」と語った。(編集担当:森高龍二)