大阪万博「今年は基本設計の重要な年」十倉会長

2022年01月23日 10:27

 日本経済団体連合会の十倉雅和会長は19日の記者会見で、大阪・関西万博に関し「23年から本格的にパビリオンやテーマ館などの建設が始まるので、今年はその基本設計の重要な年だ」と位置付けた。

 また資金集めに関して「経団連に割り当てられた資金を集めるべく努めている」とし「それなりの手応えを感じている」と述べた。ただ「資材価格の高騰が建設コストに与える影響については精査が必要」とも語った。

 十倉氏は「万博は東京オリンピック・パラリンピックに続く、国の大イベント」とし「いのち輝く未来社会のデザインというテーマは、コロナ禍において生きる意味を改めて考えた、時宜を得たテーマであると思う」とテーマに関しても、時代にあうものとの認識を示した。

 また「万博は輝かしい日本を世界に発信するチャンス」といい「官民を挙げて海外からの参加国誘致を進めるべきで、経団連は引き続き、招致活動ならびに機運醸成に積極的に貢献していく」と成功へ積極的に参加していく姿勢をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)