映像ライフサイクル関連ソリューションを日立ソリューションズが強化

2011年11月14日 11:00

 近年、地上波デジタル放送の全面施行、ワンセグ放送の開始、スマートフォンやタブレット普及に伴う動画視聴機会の増加などデジタル処理された映像が身近なものになってきた。企業や教育・研究の場においても映像による情報共有、監視、検査などあらゆる分野で映像が利用されており、関連するITシステムのニーズが高まっている。

 そのような中、日立ソリューションズは、映像の制作・管理に関連するソリューション(映像ファイル化、映像分析、コンテンツ管理)を追加し、これまでの映像の配信に関連するソリューション(VOD:Video On Demand、デジタルサイネージ、エリアワンセグ)とあわせて映像のライフサイクルに関連するソリューションとして強化していく。

 同社はこれまでVOD、デジタルサイネージ、エリアワンセグの実証実験など、映像の配信に関連するソリューションを数多く提供してきた。今回、日立コンサルティングから2011年10月に映像のファイル化、分析、コンテンツ管理(暗号化による公開・非公開の権限管理から廃棄まで)、配信に関連する技術が日立ソリューションズへ移管されたことにより、映像の制作から配信までの映像のライフサイクルに関連するソリューションを日立ソリューションズがワンストップで提供。また、日立グループ各社の全面協力を受け、映像ビジネス全体の強化を図ると共に、海外市場も視野に入れたソリューション・サービスも展開していく。