国土交通省は自動車の後付電装品の取り付けが原因とみられる火災が6月の注意喚起後も散見されるとして、10日、改めて「電装品を取り付ける際には自動車に詳しい人に依頼するか、説明書をよく読んで適切に取り付けるように」と注意を呼びかけている。
国交省によると、21年度にメーカーから同省に報告された車両火災98件のうち、後付電装品を不適切に取り付けたことが原因とみられる火災が28件を占め、今年4月から6月までの間にはHIDヘッドランプやフォグランプのハーネスショート、バルブ取り付け不良による火災が7件、電圧安定器本体の焼損・ハーネスショートが2件など18件の火災が発生したことから、今年6月に適切な取り付けを行うよう注意を喚起していた。
しかし、その後も、後付電装品による火災が報告されている。このため、国交省では「後付電装品の配線には適切なヒューズを取り付け、車体の縁端部や他の電装品と接触するような配線にならないように」特に注意を呼びかけている。(編集担当:福角忠夫)