岸田文雄総理は16日の政府与党連絡会議で、23日のバイデン米大統領との日米首脳会談、24日の日米豪印首脳会合などに触れ「ウクライナ情勢への対応でのしっかりとした連携を確認する」とした。
また「日米同盟の更なる強化、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた具体的な成果につながる会談を実現すべく、全力で取り組む」と意欲を示すとともに「対面での首脳外交を積極的に展開し、平和秩序、自由と民主主義を守り抜く『新時代リアリズム外交』を本格的に動かしていく」と語った。
また沖縄復帰50周年に触れ「沖縄を訪問し、政府と沖縄県の共催による記念式典に参加、国立戦没者墓苑等で参拝・献花し、首里城の復元、普天間飛行場、沖縄科学技術大学院大学の視察等を行った。沖縄振興や基地負担軽減に全力で取り組む決意を新たにした。引き続き、地元の御意見をお伺いしながら取り組んでいきたい」と述べた。
沖縄復帰50周年記念式典での式辞に岸田総理は沖縄が望む日米地位協定の見直しや辺野古基地問題には全く触れなかった。経済振興への意欲のみが際立った。(編集担当:森高龍二)