選挙活動、予定通り進める 岸田総理

2022年07月09日 08:17

 遊説先での街頭演説中に銃撃され逝去した安倍晋三元総理に対し、岸田文雄総理は8日会見し「明日は参院選挙の最終日を迎える。民主主義の根幹たる自由で公正な選挙は、守り抜かなければならない。暴力に屈しない、断固たる決意の下、明日(9日)は予定通り、選挙活動を進める」と気持ちを込めた。

 岸田総理は「選挙戦の最後の瞬間まで、自分の声で、直接、国民の皆さんに訴え続けたい」と語った。岸田総理は「活動にあたり、安全確保には十二分に配慮し、対応していく」とした。

 岸田総理は「今回の事態を受け、さきほど閣僚を集め、政府として、今回の事態を受けた認識と対応の確認を共有した。私は、自由で公正な選挙が安全に行われることを徹底する。また行政の停滞を招く事がないよう粛々と対応し、司司で対応に万全を期すよう指示した」と語った。

 さて、安倍元総理の葬儀を政府・自民党の合同葬にするのか、自民党単族の葬儀にするのか、どの程度の規模にするのか、政府・自民党の合同葬では直近(2020年10月17日催行)の中曽根康弘元総理の例があるが、自民党と経費折半で、1億円近い国費を支出したことや政府が全国の国立大学などへ弔意の表明を求める通知を出したことなどから、識者や野党から不適切との意見が出された経緯があり、岸田総理としては参院選後に、この問題にどのような対応をするのか、今から、関心を寄せる人もいる。(編集担当:森高龍二)