総務省は全国民にマイナンバーカードを普及させるとして、27日からは「QRコード付き交付申請書」の送付をPRする新テレビCMの放映を開始するとともに、全国のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話ショップ約8000店舗でマイナンバーカード交付申請サポートも始めた。
金子恭之総務大臣は26日の記者会見で、QRコード付き交付申請書を同日からスタートさせた、とし「申請書右下にあるQRコードをスマートフォンなどで読み取ることで、オンラインで簡単に申請ができる。同封するパンフレットではマイナンバーカードの安全性や利活用場面などについても周知を図る。紙の交付申請書と返信用封筒も同封し、切手なしでの郵送申請も可能なので、手元に届いたら、ぜひ申請に活用いただきたい」と申請を促した。
またNTTドコモなド店舗での案内について「携帯電話契約等のために店舗を訪れた方に向けて、マイナンバーカードの申請の声がけを行い、QRコード付き交付申請書を持ってきている方だけでなく、持って来ていない方に対しても申請のサポートを行う」とした。
金子大臣は「総務省ではこれらの取組みに加え、引き続き市町村が実施する出張申請受付への財政支援、高齢者にとって身近な場所である公民館などでカードの申請方法などを学べる講習会の開催など、きめ細やかな取組みを行い、カードの普及促進を加速化していきたい」とした。
マイナンバーカードの普及率は45.7%(7月24日現在)。枚数にして5789万枚になっている、という。金子大臣は「6月30日以降の1日平均申請件数がそれまでの約2倍に増加しており、今年度末までにほぼ全国民にカードが行き渡ることを目指して申請件数の増加を図っていく必要があると考えている」と意欲を見せた。(編集担当:森高龍二)