岸田文雄総理は4日、安倍晋三元総理の国葬について「今週、閉会中審査等を通じて、国会で議論する場を設けていただくようお願いしている」と述べた。
岸田総理は「そうした場を設けていただいたら、国民の皆さんに対して丁寧に説明する努力を続けていかなければならないと思っている」と語った。
一方で、十分な期間をもって山積する問題を審議するため、野党衆院議員の126人、参議院議員の77人が憲法53条規定に基づいて召集要求している「臨時国会開会」にはまったく答える姿勢を見せない。
また自民党国会議員の4割が何らかのかかわりを持っているとされる旧統一教会との関わり問題について、岸田総理は「自民党として全国会議員に対して点検の状況を報告することを求めてきた。取りまとめを行った上で、党の状況について国民の皆さんにしっかり説明していかなければならないと思う」と説明しなければならない、と述べた。
岸田総理は「これまでのありようについてしっかり説明した上で、社会的に問題の生じている組織との関係をしっかり絶つということを改めて確認する、こうした取組みをわかりやすく示していくことが重要と認識。そうした姿勢で説明責任をしっかり果たし続けていきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)