陸上自衛隊朝霞駐屯地陸上総隊司令部を7日視察した浜田靖一防衛大臣は「南西諸島の防衛体制強化は喫緊の課題」として「目に見える形で防衛体制を強化する」と語った。抑止力を高めたい狙いだ。
浜田大臣は「陸自の重要な拠点を視察した。非常に重い使命を担っている司令部の状況を自らの目で確認し、国を守るという崇高な任務に就いている現場隊員の姿を直接確認できたことは大変有意義だった」と述べた。
そのうえで「南西地域の防衛体制強化は、わが国の防衛にとって喫緊の課題というふうに考えている。平素から安全保障環境に即した部隊配備を行うために、陸上自衛隊部隊については与那国島、奄美大島及び宮古島への配備を行ってきたが、本年度中に石垣島への配備を行う予定だ」とした。浜田大臣は「南西諸島における防衛体制を目に見える形で強化するとともに、引き続き警戒監視活動等に万全を期すことを期待している」と期待を述べた。(編集担当:森高龍二)