あってはならない、パワハラの小池氏を警告処分

2022年11月16日 06:37

 日本共産党の志位和夫委員長は14日の記者会見の冒頭で、小池晃書記局長のパワーハラスメント事案に関して「ハラスメント根絶を大方針にしている日本共産党に、絶対あってはならない言動だ」と厳しい表情で語った。

 志位氏は「党委員長として、今回の出来事について大変申し訳ない」と陳謝。「責任を痛感している」とした。

 志位氏は同日開いた常任幹部会でこの事案に関して相互批判も行ったとし、「関係者の方々、国民の方々への信頼を損なう言動で、党としてもケジメが必要ということから、党規約49条に基づき『警告処分』にすることとした。小池書記局長からはそれを正面から受け止め、自己改革に努め、頑張っていきたいとの表明があった」と述べた。

 志位氏は「常任幹部会としても、反省する必要があるとの議論も行った」とし「特に、対応が遅れた事、(事案は11月5日に起きたので)本来なら11月7日の常任幹部会でこの問題の解決が図られるべきだった」とした。

 志位氏は「このようなことは二度とあってはならない。(パワハラは)見逃さないこと、あいまいにしないことが大事だということを確認した」と語った。

 事案は今月5日の全国地方議員・候補者会議で、小池氏が候補者名を間違えたため、会議の司会をしていた田村智子政策委員長が訂正した。この際、「訂正する必要はない、ちゃんと読んでる」と語気を強め叱責した。

 小池氏は13日にツイッターで「私が議員名を間違えたにも関わらず、司会の田村智子副委員長(党政策委員長)に、間違ってないと叱責し、威圧的な言動をとったことを深く反省しています。田村さんには会議後に謝罪しました。ハラスメント根絶をめざす党の一員として、今後たえず自己改革に努めます」と投稿していた。(編集担当:森高龍二)