防衛力強化、端的に言えばミサイル買う事と総理

2022年12月27日 07:24

 岸田文雄総理は日本経済新聞社など主催の「2022特別講演会」で防衛力強化について「防衛力を強化するというのは、端的に言えば、ミサイルを買うということ。戦闘機を買うということ」と話「これを私たちの子どもや孫の世代に押し付けてしまうのか、私たちの世代もその責任の一端を担う、そうした覚悟を持てるかどうか、こうしたことではないか」などと語った。

 また「防衛力強化は世界的な変化の中でシーレーンの安全確保、サプライチェーンの維持、抑止力強化による市場攪乱リスクの低減など、円滑な経済活動に直接資する面、これも大変大きなものがある」とアピールした。

 岸田総理は「今後5年間で43兆円程度の防衛力整備計画を実行していく」と改めて説明。来年度予算案では防衛費整備費に6兆6001億円と今年度に比べ1兆4213億円、率にして27.4%の増と激増させた。防衛費総額は6兆8219億円にのぼっている。

 このうち敵基地攻撃能力(反撃能力)保有のために射程距離1600キロに及ぶ米国製巡航ミサイル「トマホーク」の購入費用などに総額7300億円を計上した。(編集担当:森高龍二)