昭和産業、中国でのプレミックス事業へ増資で海外事業強化

2011年10月28日 11:00

 昭和産業は、2003年より天津(中華人民共和国天津特別市)において、台湾の食品・飼料など大手企業の大成集団との合弁でプレミックス事業を「大成昭和食品(天津)有限公司」として展開している。今回、中国市場の発展、拡大や市場のニーズの多様化に対応するため、新工場を建設する事で合意した。

 「大成昭和食品(天津)有限公司」の増資計画では、新たに700万US$を増資する事で、資本金が195万USドルから895万USドルとなる。昭和産業は、増資金額の45%を引き受け、出資比率が22.5%から40.1%となるという。

 新工場の製造能力は、従来の乳・卵フリーの設備の他に新たにラインを増設することで、12,000t/年となり倍増。これにより、大幅なバラエティ化に対応すると共に、販売が伸びている中国国内需要への対応に充てる事を予定している。併せて製品の品質、及び安全レベルの向上を図り、プレミックス事業の更なる展開、拡大を進めていく。