党のガバナンスのなさに猛省を求めると蓮舫氏

2023年01月13日 06:57

 先の衆院選で岐阜5区から立憲候補として出馬し、惜敗後も総支部長として活動資金の提供を受けてきた今井瑠々氏が突然、離党届を郵送し、自民党推薦候補として4月の岐阜県議選に立候補するとしたことに、立憲の蓮舫氏は11日までに党のガバナンスのなさに党執行部の猛省を求めた。今井氏は13日に記者会見を予定。一方、立憲は17日の常任幹事会で処分を決めるが今井氏に見限られた格好だ。

 蓮舫氏は「数のためなら誰でも受け入れる政党では政治は変わらない、と私は再認識している」と痛烈に酷評し「ガバナンスできなかった我が党は猛省を」と執行部に深い反省が必要だとツイッター発信した。

 蓮舫氏は「党から活動資金を受け、志に賛同する支援者と活動し、今の政治を変えると言っている傍で相対する政党と話し合い突然の公認、県議選出馬」と投稿し、この事態をどう見るのかと執行部に投げた格好。

 そのうえで「野党で活動することは時には苦しい。それでも、国会審議を通して行政監視を行うことができ、間違いを正し、提案を政府に実現させることもできる。もちろん議員立法の実現もできる。政治を変えるために政権交代も視野にある。その志で、地域で歯を食いしばって活動する仲間を私は大事にしたい」とも自身の姿勢を書き込んでいる。(編集担当:森高龍二)