政府は20日、北朝鮮が西岸付近から弾道ミサイル2発を東方向に発射、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられると発表した。ミサイルは午前6時59分頃とその11分後で、最初のミサイルは最高高度約100キロメートル、飛翔距離は約400キロメートル、後のミサイルは最高高度約50キロメートル、飛翔距離は約350キロメートル。
政府は「これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め一連の北朝鮮の行動は我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもの。弾道ミサイル発射は関連する安保理決議に違反するものであり、北朝鮮に対し厳重に抗議し強く非難した」としている。
北朝鮮は18日には午後5時21分頃に平壌近郊からICBM(大陸間弾道)級の弾道ミサイル1発を発射。この弾道ミサイルは約66分飛翔し、6時27分頃、北海道の渡島大島の西方約200キロメートルの日本海(我が国の排他的経済水域内)に落下と推定されている。飛翔距離は約900キロメートル、最高高度約5700キロメートルと推定され、通常飛翔ならアメリカ全土カバーできるミサイルとみられるとしている。(編集担当:森高龍二)