総務省が昨年12月31日現在での都道府県、市区町村の議会議員と所属党派別人員などを調べた結果を28日発表したところによると『都道府県議会議員』では2570人の内、48.5%にあたる1246人が自民党所属議員で占められ、地方にも比較的組織基盤があるとされる公明党でも全体の7.4%(191人)、日本共産党で5.4%(139人)にとどまり、立憲民主党は58人と2.3%しか所属議員を確保できておらず、地方での足腰の弱さを如実に露呈した。政権を目指すにはあまりに地方議会での議席占有率が低すぎる実態が浮かび上がっているといえよう。
市区町村議会での議員割合でも全体の議員2万9155人のうち、公明党(2681人、全体の9.2%)日本共産党(2373人、8.1%)、自民党(2173人、7.5%)となる中、立憲民主党は254人、率では0.9%と1%を割っていた。
「諸派」は都道府県議会で279人、市区町村議会で986人いる。いずれも旧立憲民主党、旧国民民主党として届け出られたものが含まれてはいるものの、立憲の数値の傾向をさほど押し上げるものでもないことから、立憲にとっては足腰強化(地方での組織基盤強化)が最大課題になっていると言えそうだ。(編集担当:森高龍二)