岸田文雄総理は今月21日に長野県で開かれた日本経済団体連合会の「夏季フォーラム2023」で講演し「GXはじめAI(人工知能)、半導体、バイオ、フュージョンエネルギーなど、年末に向けて予算税制規制のあらゆる面で世界に伍して競争できる『投資支援パッケージ』をつくっていく」とぶち上げた。
岸田総理は特に生成AIが注目されるとして「生成AIは産業構造を大きく変換するゲームチェンジャーとなる技術だと思っている」と語り「AIはポテンシャルとリスクの両面があり、そのバランスをとりながら社会の中でどのように生かすかを考えることが重要」とした。
岸田総理は「AIは様々な産業分野で活用が期待されるが、裏返して言えば、AIを開発する力が競争力の源になる時代と考える。鍵を握るのは、計算資源と良質なデータ。政府としては、この日本の研究者やスタートアップ向けに計算基盤やデータを提供する場をつくり、日本の技術力の向上、新たな産業創出につなげていく」と明言した。(編集担当:森高龍二)