政府は25日開いた総合的な防衛体制の強化に資する研究開発及び公共インフラ整備に関する関係閣僚会議で「重要技術課題」に(1)極超音速飛しょう技術の確立や(2)機械の無人化・自律化(3)高度な暗号(量子暗号、高機能暗号等)などを設定した。
政府は昨年12月に国家安全保障戦略において防衛力の抜本的強化を補完し、不可分一体のものとして研究開発分野での取組みを推進するとした。
その中で関係省庁の民生利用目的の研究の中で総合的な防衛体制強化にも資する重要な技術課題として上記3点のほか、エネルギーでは「高出力エネルギーの投射(高出力マイクロ波・高出力レーザ等)」、センシングでは「高度なセンシングデータ処理手法の確立(センシング情報(衛星画像等)の融合・統合等)」、情報処理では「人の精神状態・行動等の測定・評価技術の確立(医療含む)」情報通信では「高性能な情報通信デバイス技術の確立(宇宙等で利用可能な通信デバイス等)」など9分野で技術課題を示した。(編集担当:森高龍二)