木原稔防衛大臣は17日までの記者会見で15日に行った衆院補選自民党候補の集会で「(この候補を)しっかり応援していただくことが自衛隊並びに家族の苦労に報いることになる」などと大臣ポストを利用して自民候補への投票を誘導したとも受け取れる言動に対して批判が相次いだことについて「そういう誤解を受けたということであれば、その部分に関して撤回したいと思う」と発言を撤回した。
木原大臣は「15日は完全に一日政務で、公務はしておりません」と述べ「政務についてのことであるので、一旦、そういう立場になり替わってお答えします」と断りを行ったうえで「御指摘の発言というものは、いわば自衛官とその家族への敬意と感謝というものを申し上げたということであり、様々な誤解を受けたとすれば遺憾に思います」と釈明。
そのうえで「必ずしもその真意が伝わらなかったとすれば、今後は気を付けたいというふうに思います。私自身は自衛隊という組織というのは中立なものであると思っており、もしそういう誤解を受けたということであれば、その部分に関しては撤回したいと思います」と記者団に答えた。(編集担当:森高龍二)