政府は21日午後10時46分、北朝鮮が沖縄方面に向けミサイルを発射と発表した。また韓国・聯合ニュースは21日午後10時55分、電子版で韓国軍情報として「北朝鮮が軍事偵察衛星」発射と速報を流した。今年5月31日、8月24日にそれぞれ打ち上げ、いずれも失敗に終わった「軍事偵察衛星」3回目の挑戦とみられる。
政府は「これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は我が国と地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもの。衛星打ち上げを目的とするものであったとしても、北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用したいかなる発射も禁止としている、関連する国連安保理決議に違反するもの」と非難。
北朝鮮の事前通知を受けていた政府は「官邸危機管理センターに設置している北朝鮮情勢に関する官邸対策室で関係省庁からの情報を集約するとともに、関係省庁会議を開催し、対応について確認。防衛省・自衛隊においては防衛大臣からの破壊措置命令に基づき所要の態勢を構築している」としていた。(編集担当:森高龍二)