今年度補正予算案(約13兆2000億円)が24日の衆院本会議で自民、公明、維新の会、国民民主など賛成多数で可決、審議の場が参議院に移った。必要な費用のうち8兆8750億円は国債に頼っている。
13兆円のうち国民生活にかかる物価高対策に当てる予算は2兆7000億円。大方は先端半導体国内生産拠点の確保(6322億円)や宇宙戦略基金(3000億円)省エネ住宅新築・回収支援(2100億円)重要物資サプライチェーン強化(9147億円)国際博覧会(946億円)クリーンエネルギー自動車導入促進(1291億円)や米軍再編事業など防衛関係(8000億円)など経済、防衛優先の中身になっている。
それでも国民民主は岸田文雄総理が国会答弁でトリガー条項凍結解除を視野に自民、公明、国民で協議すると約したため、補正予算案で賛成に回った。立憲・共産は反対した。(編集担当:森高龍二)