立憲民主党の長妻昭政調会長は25日の記者会見で「金に汚い自民党政治を終わらせることを最大の眼目のひとつに全力で国会に取組んでいく」と熱くならずに極めて冷静に語った。
長妻氏は「日本は予算や法律がお金の力で歪められている」とし「正常化しないといけない」と述べた。
長妻氏は「パーティー券が売れない分野や企業・団体献金の集まりにくい分野はいつも予算や法的手当てが後回しになる」と政治が歪んでいる現実を示し、自民党派閥による政治資金パーティーをめぐる一連の裏金問題も踏まえ「企業・団体献金の全面禁止」「パーティー券も企業・団体購入の禁止」「禁止規定違反での罰則」実現へ今国会での法案成立を目指すとした。
また「会計責任者は責任を問われるが、政治家は無罪。これを是正するためにも事実上連座制で政治家にも同じ責任を負わせることを提案していく」と語った。
加えて、長妻氏は自民党安倍派議員らが5年以上にわたり裏金をつくり、それを何に使ったのか、所得税や脱税にかかわることになるかもしれない、全容解明していく必要を説いた。長妻氏は「裏金を作った議員すべてに説明していただきたい」と求めた。(編集担当:森高龍二)