A級戦犯を合祀している靖国神社の秋の例大祭が17日から19日までの日程である。例大祭への総理・閣僚参拝が毎回注視されている。盛山正仁文部科学大臣は13日の記者会見で記者団の問いに「17日から例大祭があること自体、知りませんでした」と答えた。
盛山大臣は「お賽銭を出すということでこれまでも参拝したことはありますが、昇殿して、あるいは玉串料を納めるといったことは、これまでにも行ったことはございません。今のところ(参拝などの)予定は全く入っておりません」と答えた。
一方、高市早苗経済安全保障担当大臣は今春行われた靖国神社例大祭に昇殿し参拝「国務大臣高市早苗」と記帳している。「国のために尊い命を犠牲にされた皆様方に対して哀悼の誠を捧げ、尊崇の念を表すということは当然」との考えで参拝した旨を示していることから、今回も参拝する可能性が高い。
また木原稔防衛大臣も「国の内外問わず、国のために尊い命を犠牲にされた皆様方に対して哀悼の誠を捧げ、尊崇の念を表すということは当然のことというふうに考えております。自身の参拝、あるいは真榊の奉納なども含めて、私個人としては適切に判断を行っていきたいと思っております」と真榊奉納や参拝の可能性を否定しなかった。木原氏は過去に「沖縄の二つの新聞社はつぶさなあかん」などと発言し自民党役職を更迭された経験もあるタカ派でも知られる。(編集担当:森高龍二)