木原稔防衛大臣は2日の記者会見で名護市辺野古への新基地建設に向けた大浦湾での鋼管杭打ち試験を4日にも実施する予定であることについて記者団の問いに答え「試験において打ち込んだ鋼管杭は試験終了後に撤去する予定であり、護岸工事を行うものではないことから実施設計協議等の対象ではないと考えている」と沖縄県との事前協議の対象外との認識を示した。
木原大臣は「今後着手を予定している、鋼管杭を用いる護岸工事を安全かつ円滑に実施するため、整備予定地に鋼管杭を打ち込むことにより、鋼管杭打設の手順等を確認する、杭打ち試験を行うため、これに係る作業を行っていると承知している」とした。
そのうえで「当該杭打ち試験は今後着手予定している護岸工事に先立って準備しておくものであり、護岸工事を行うものではないことから、実施設計協議等の対象ではないと考えている。いずれにしても実施設計協議等については昨年9月から沖縄防衛局と沖縄県の間で行ってきているところであり、沖縄防衛局において適切に対応していくものと承知している」と述べた。(編集担当:森高龍二)