上川外相 小児病院への露の攻撃を強く非難

2024年07月12日 06:28

 上川陽子外務大臣はロシアがキーウの小児病院を攻撃するなどウクライナ各地にミサイル攻撃を行っていることに「罪のない一般市民に多大な被害が発生したことに強い憤りを覚える。民間人及び民間施設への攻撃は国際法違反であり、断じて正当化できない」と強く非難する外務大臣談話を10日までに発表した。

 そのうえで「犠牲者になられた方々に心から哀悼の誠を捧げ、御遺族に対し謹んでお悔やみ申し上げる。負傷者された方々に心からお見舞い申し上げます」と見舞った。

 上川大臣は「我が国はロシアの侵略を止め、一日も早く公正かつ永続的な平和をウクライナに実現すべく、引き続き、国際社会と緊密に連携しつつ、ウクライナ政府、ウクライナの人々を力強く支援していく」と日本の立ち位置を改めて明確にした。

 小児病院は2001年に日本が医療機材供与の形で支援した経緯がある。日本としてはウクライナの復旧・復興支援に有用な対応を継続していく考えで、9日には大型地雷除去機4台を供与している。(編集担当:森高龍二)