詐欺容疑で東京地検特捜部の家宅捜索を受けた広瀬めぐみ参院議員(岩手)が30日、自民党に離党届を出し、受理され、離党した。家宅捜索で離党する自民党議員のパターンが定着している感がある。離党前に、国民に責任取るなら説明責任果たし、詐欺が事実なら議員辞職すべきとの声もでている。
広瀬議員は公設秘書の給与を国から受けていたが、この秘書に「勤務実態がない」として詐欺容疑で議員会館事務所や関係先の家宅捜索を受けた。広瀬議員は2022年~23年ころ、公設第1秘書の妻を公設第2秘書とし届け出、国から給与を受けていた。総額数百万円になるとみられている。
広瀬議員は3月23日の自身のHPで、週刊新潮で報道された「幽霊公設秘書疑惑」とした記事について「記事内容は事実無根であり、当該記事で指摘された公設第二秘書は、令和4年12月から同5年8月まで、しっかりとした勤務実態を以て働いていた」とし「平日は主として遠野市に在住してリモートワークで支援者の方々のリスト作成・更新作業や祝文作成などをし、土日は盛岡に在住して、上記のような作業のほか、盛岡事務所で事務作業をしたり、私の駅などへの送迎をしてもらったりしました」と記している。(編集担当:森高龍二)