広瀬、堀井両議員ともに辞職すべき問題 田村氏

2024年08月04日 09:00

 日本共産党の田村智子委員長は1日の記者会見で勤務実態なく公設秘書給与を国から詐取した疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受けた元自民党の広瀬めぐみ参院議員の詐取容疑が濃厚になりつつあるとし「議員辞職すべき問題だ」と辞職するよう求めた。

 広瀬議員は公設第一秘書の妻を「公設第2秘書」とし、公設秘書給与を国から受けていた。額は数百万円に上るとされる。

 また田村氏は広瀬議員とともに、有権者に自分名義の香典を秘書経由で届けていた公職選挙法違反容疑のかかる堀井学衆議院議員(比例北海道)についても議員辞職すべき問題とした。

 堀井議員も東京地検特捜部の家宅捜索を受け自民党を離党している。香典などの原資が「裏金」からではなかったかにも関心が集まっている。堀井議員の「裏金」額は5年間で2196万円と衆議院議員では額で二階俊博(和歌山3区、3526万円)三ツ林裕巳(埼玉14区、2954万円)萩生田光一(東京24区、2728万円)の各議員に次ぐ4番目。

 田村氏は「裏金の使途を含め、自民党総裁として岸田文雄総理がきちんと党として調査し、説明を果たすべき。広瀬議員の問題についても総裁としての責任を」強く求めた。(編集担当:森高龍二)