立憲民主党の岡田克也幹事長は17日の記者会見で自民党総裁選立候補者の9人ともに裏金問題のケジメについて「みなさん、一端、党として行っている、という風に言われていると思う。また新たな事実が出てこない限り調査は行わないということを言われている。ただ、新たな事実は出てきている」と指摘。自民党として再調査すべきだと求めた。
岡田氏は一例として安倍派幹部4人がキックバックを復活するかどうかを問われ「それぞれが自分は関知しなかったと答えている。しかし事務局長は裁判で、4人で決めたと言っている。裁判での発言は重い。これは新たな事実にあたるのではないか」とし「新たな事実として再調査すべき」とした。また、国会として、証人喚問し、事実を明らかにする責任があるとの認識を示した。
また岡田氏は2013年の参院選挙前に安倍晋三総裁・総理(当時)はじめ党幹部が自民党本部で旧統一教会幹部と会っていたことが写真入りで報じられたことを受け「自民党は旧統一教会と組織的つながりはないと言ってきたが、自民党総裁室で総裁はじめ党幹部と旧統一教会側の最高幹部が会った写真が出てきたわけなので、組織的つながりがないという説明は事実に反することが明らかになった」と指摘。
岡田氏は「旧統一教会との問題を過去のものとする自民党の説明は破綻している。選挙で、相当、今までも力を借りていたのではないか。再度、しっかりと説明を求めたい」と自民と旧統一教会との関係性について改めて説明を求めていくとした。(編集担当:森高龍二)