自民党の石破茂総裁は27日の記者会見で自民党派閥の裏金事件で党内処分を受けた議員の「選挙での公認問題」について記者団の問いに「公認については選挙対策本部で決定するが、公認権者は総裁たる私なので、この方を公認するにふさわしいとする説明責任は公認権者である私もきちんと果たしていきたい」と答えた。
石破氏は「それぞれの選挙区の事情、当選する可能性は公認する大きな判断材料になる」と語り「そうしたことを踏まえて選挙対策本部で適切に判断することになる」とした。
総選挙について石破氏は「野党と論戦したうえで、なるべく早く」と話し、最速、10月15日公示、27日投開票の日程も考えられる。一方で、石破氏は党首討論も選択肢の一つとTV番組で語り、立憲民主党の野田佳彦代表も「石破さんなら党首討論も逃げないんじゃないか」と逃げない論客だけに真っ向論戦が展開され、互いの考えが鮮明に国民に伝わりやすくなると期待される。
石破氏が組閣後に代表質問だけでなく、予算委員会にも応じる場合、10月29日公示、11月10日投開票のケースも予想されている。(編集担当:森高龍二)