一般労働者の給与総額8月分「実質マイナス」

2024年10月25日 04:57

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一般労働者でみても37万9012円と前年同月比では3.1%の増だが、実質ではマイナス0.5%だった

 厚労省は24日、毎月勤労統計調査8月分の確報を発表した。現金給与総額は29万6154円と前年同月比で2.8%増となったものの、実質ではマイナス0.8%となり、物価上昇に追いついていない状況が浮き彫りになった。

 一般労働者でみても37万9012円と前年同月比では3.1%の増だが、実質ではマイナス0.5%だった。

 常用雇用者数は5106万4000人で、このうち一般労働者が3532万7000人、パートタイム労働者が1573万7000人だった。パートタイム労働者の比率は30.82%だった。

 労働時間をみると、月間実労働時間数では132.2時間と前年同月に比べて1.1%減少した。これを一般労働者とパートタイム労働者でみると、一般労働者は155.7時間で前年同月比0.8%の減、パートタイム労働者は79.6時間で前年同月比0.9%の減なっていた。(編集担当:森高龍二)