日本共産党は「SNS戦略室」を党常任幹部会の下に設置する。小池晃書記局長が9日の記者会見で明らかにした。兵庫県知事選では告示当時劣勢だった現職がSNSでの支援拡大で投開票日には当初優勢とされていた元尼崎市長の候補を大差で破り「SNS選挙戦略で勝利」とまで表現された。
SNS戦略は選挙戦略で無視できない重要アイテムになっている。共産党は責任者に田中悠書記局長代行、副に山添拓政策委員長を就任させる。
小池氏は「SNSでは特に短い動画が今、主流になってきている。YouTubeのショート動画であるとか、TikTokであるとか様々あるが、そういったところのショート動画が力を発揮してきているなかで(党として)そういう分野で遅れを取ってきている」とし、抜本的に強化する必要を語った。また街頭演説や対話・支持拡大といった従来の活動と一体にSNSを活用することが大事とした。
小池氏はSNS戦略室で戦略をつくり、それぞれの分野で作業チームをつくって進めていくイメージだと述べた。(編集担当:森高龍二)