審議会委員も献金出してるところからと弊害訴え

2025年02月26日 06:30

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立憲民主党の野田佳彦代表は24日の党大会で「企業・団体献金の禁止を実現したい」と改めて、現況の弊害と禁止の必要を訴えた

 立憲民主党の野田佳彦代表は24日の党大会で「企業・団体献金の禁止を実現したい」と改めて、現況の弊害と禁止の必要を訴えた。

 野田氏は高額医療の自己負担金引上げの審議会委員を例示し「高額療養費の問題を決めた審議会で、要は『自己負担を上げろ』と言ったのは、声が大きかったのは自民党に献金出しているところばかりではありませんか。医師会とか経団連とかね」と語った。

 そのうえで「献金を出せない人たちは審議会のメンバーに入ってない。患者団体、がん患者の皆さん、献金なんか出さない。そういう人たちは審議会に呼ばれずに意思決定をされていく。これが今の政治じゃないですか。企業・団体献金の禁止、ぜひ実現していこうと思います。われわれも痛みを伴う改革です」とアピールした。
 
 野田氏は「自民党は『禁止より公開』と言っていますけれど、長妻(昭)さんのこの間の質問を見ましたか。1000万円以上は公開することになっています。受ける企業、どれぐらい対象になっているかというと、国会議員関係団体7700ある政党支部みんな入っていないじゃないですか。公開率5.6%」と全く公開も実効性のない「公開」になっていることを指摘した。(編集担当:森高龍二)