実質賃金 5か月連続「マイナス」

2025年07月08日 18:00

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厚労省の毎月勤労調査5月速報で「賃金指数」は2020年の平均を100として、5月は109.6と前年に比べ1ポイント上がったが、実質では前年比は「マイナス2.9」と5か月連続してマイナスになった

 厚労省の毎月勤労調査5月速報で「賃金指数」は2020年の平均を100として、5月は109.6と前年に比べ1ポイント上がったが、実質では前年比は「マイナス2.9」と5か月連続してマイナスになった。

 一般労働者では2020年平均を100として「92.2」となり、実質では前年に比べ「マイナス2.9%」になった。パートタイム労働者も「113.2」になっているものの、実質では前年に比べ「マイナス0.5%」と物価の上昇に追いつけず、実質マイナスになった。

 パートタイム労働者の時間給は事業所規模5人以上の所では「1382円」(所定内給与を所定内労働時間で除して算出)と前年に比べ4%増えた。またパートタイム労働者の比率は31.11%と前年より0.41ポイント増えた。(編集担当:森高龍二)