自民党の石破茂幹事長は4日夕の記者会見で、衆議院の議員定数削減を含む選挙制度改革について「案の取りまとめは3月中旬がひとつの目途だと思っている」と今月中旬にはとりまとめたい考えを改めて語った。
党内から難しいのではないかとの意見が一部にあることについては「全議員が参加の形での会議をキチンと開くことに尽きると思う」とした。
石破幹事長は3党(自公民)合意に基づく約束になっている今国会中での議員定数削減を含む選挙制度改革の実現を考えれば「いずれかの時点で集約を図らないと時間的に間に合わない」とした。
また「民主党から『やる気がない』とか、『それは方便である』とかいわれない中傷めいた話がある。わたしとしては、安倍総裁から『このことは取りまとめよ』とのご下命を受けております」と約束履行にむけ準備を進める考えを強調した。
この日の衆議院本会議で、安倍総理は民主党の大畠章宏元国交大臣の質問に答え「わたしは自民党総裁として党に対し、積極的にとりまとめを行うよう指示している」と答え、「議会政治の根幹にかかわる重要な課題であるので、各党会派において議論いただいているところであり、私としてはしっかり改革を進める決意だ」と応じていた。(編集担当:森高龍二)