鈴木宗男衆院議員は22日までのブログで「自民党再生の1丁目1番地は今一度『裏金問題に対して国民から見てわかりやすい、これならば、理解する』という明確な処分が必要」と発信した。
鈴木氏は「臭い物に蓋をする式ではもたない。もう一度、原点に立ち返る必要がある」と明確に書き込んだ。
主張する背景として鈴木氏は「1つの組織、団体の応援をもらわず、個人、人間関係で全国を廻り、選挙戦を行った私が一番厳しく言われたのは『裏金議員がのうのうとして我が物顔でいる』という有権者の生の声だった。この声を選挙総括でしっかり明記し、党再生を誓うことが必要であることを強く訴えたい」と裏金問題を国民の前に分かるように清算できていない党の姿勢に強い問題意識を示した。
またNHK、朝日、JNN、時事の世論調査を取り上げ、どの調査でも「石破総理は辞任すべき」より「辞任の必要がない」との結果が出ていることを紹介し「世論調査は一つの参考にする大事な指標と心するもの」とした。
旧安倍派や旧茂木派の議員が中心になって石破氏の総裁辞任の必要を掲げ、現在、自民党総裁選前倒しの実施について、総裁選管理委員会で議員の意思確認のとり方を含めて検討中だ。
さきの会合では総裁選の是非について書面で確認する方向で検討を進めることになった。自分たちが選んだ代表を任期2年を残し、事実上、降ろして選挙をしようというわけだから「求める議員には責任を持って対応してもらうのは当然」で、議員個人個人の記名による意思表示とその公表が行われるのが「公平・公正」といえそう。
中には「無記名の方が本音が出る」との声があるが、ネット上では「記名投票に賛成です。前倒し賛成議員の派閥やこれまでの功罪など、いろいろな要素を総合的し評価することができます」「記名式は当たり前だよね。どうしてもトップに責任追及したいのなら、自分達も腹くくれ」とそれくらいの覚悟を持って判断すべきこととの声があがる。
また「公表するべき!誰が何を主張しているのかわからないと国民も党員も何も判断できないと思う」「誰が賛成し、誰が反対したのかを明確に発表すべき。そうすることで、有権者は判断材料を持てます」など、記名方式で後に公表を求める声が目立っている。(編集担当:森高龍二)