石破総理が国連総会で「一般討論演説」へ

2025年09月23日 07:19

 石破茂総理は23日から25日まで、米国・ニューヨークを訪問し、第80回国連総会に出席、一般討論演説を行う。林芳正官房長官が19日、発表した。

 意義について林官房長官は「国連創設80周年の節目の機会に、国際の平和及び安全の維持における国連の役割を再確認するとともに、核軍縮・不拡散や地球規模課題などに関する日本の立場を表明する有意義な機会になる」と語った。

 また「二国間会談等を通じて、国際情勢等について各国と緊密な連携を確認する考え」とも述べた。

 昨年の一般討論演説では岸田文雄総理の演説文を国連常駐代表が代読した。演説では「分断と対立を乗り越え、国際協調を進める必要がある」と訴え「我々は原点に立ち返るべきであると強調してきた。2022年は国連憲章の原則と法の支配、2023年は人間の尊厳に光を当て、国連を中核とする多国間主義を擁護すべきと訴えてきた。ロシアによるウクライナ侵略は今なお続き、パレスチナ・ガザ情勢も深刻。分断と対立はむしろ深まっている」と訴え「国際社会全体でガバナンスを強化し、法の支配や人間の尊厳が守られる、包摂的な社会に向けて、共に歩もう」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)