地方創生成功へ「地方との一体感」強調 総理

2025年09月23日 07:14

 石破茂総理は中央省庁職員が合間を見ながら地方自治体に出向き、地方創生に本格参入する「地方伴走型地方創生」で北海道美瑛町、岩手県大船渡市で取組んでいる職員から121日までに報告を受け「国は本気なんだよねという思いを持っていただいているなと実感してうれしい」と一定、評した。

 そのうえで急激な人口減少に歯止めがかかっていない状況から「各産業とも、ものすごい課題があって、本当に産官学金労言で国も県も自治体も一緒になってやろうという気持ちにならなければいかんということだと思っている」と改めて強調した。

 石破総理は「それぞれの自治体が、ひょっとして忙しすぎませんかということがあって、日々の業務で手いっぱいになっているとするなら、もう1回、制度を見直していかなければいかんのかもしれません」とも提起した。

 また中央省庁も地方の実情を知るチャンスがなかったために視察をしても「ようこそ」程度にとどまり「地方創生がなかなか進まなかった」のではないかとも感想を述べ「今日、皆様方の話を聞きながら、そこへ溶け込んでいって、友達になって、みんな一緒にやろうねということになって、美瑛町でも大船渡でも動き始めた。実は根源的な課題の解決のヒントなんじゃないかな、というふうに思った」と課題解決に取組むうえで一緒にやっているレベルまでの溶け込み、一体感の重要性を強調した。(編集担当:森高龍二)