F-35B飛行訓練の騒音対策へ まず騒音調査

2025年11月06日 06:07

 宮崎県新富町の新田原基地に配備されたF-35Bの飛行訓練が4日から始まった。地元住民からは垂直着陸訓練による騒音不安などが言われている。

 小泉進次郎防衛大臣は4日の記者会見で「今年度から9年度にかけて騒音調査を実施する予定で、地元自治体の御意見も伺いつつ、丁寧に対応してまいります」と語った。

 小泉大臣は「我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する中、今般の訓練開始はF-35Bの早期戦力化に大きく貢献するものであり、日本の安全保障上、非常に重要な意義があると考えている」と強調した。

 そのうえで「新田原基地周辺の地域の御負担を軽減する観点から、訓練内容について精査・見直しを行い、先般、新富町をはじめとする住民の皆様に対し、一つ一つ丁寧に、かつ真摯に御説明を行ったところです」と述べ「防衛省としてお約束した負担軽減策を着実に実行してまいります。出来る限り早期にF-35Bの配備も踏まえた騒音対策を実施するため、第一種区域等の見直しを行うこととしている」と記者団に答えた。(編集担当:森高龍二)