千代田化工建設、カタール社とEPCmサービス契約を締結

2011年09月01日 11:00

 千代田化工建設はカタールの現地グループ企業である千代田アルマナエンジニアリング社(以下、千代田アルマナ社)が同国のカタールガスオペレーティングカンパニーリミテッド社(以下、カタールガス社)とEPCm(設計、調達、建設管理)業務のサービス契約を締結したという。

 これまで千代田化工建設はカタールガス社が所有するLNGプラントはもとより、多くのLNGプラントを建設してきた。また、2008年3月に現地企業のアルマナグループと千代田アルマナ社を設立し、カタール国の中小プロジェクトを遂行してきたという。現在、千代田アルマナ社は現地に350名を超えるスタッフを擁し、カタールガス社、ラスガス社をはじめカタールでの顧客へサービスを提供している。

 同サービス契約は同社グループのプラントの事業化計画から建設、運転、保守、増設・改造、そして廃棄に至るまでのプラントライフサイクル全体にわたり、顧客の側に立ったサービスを提供していくというビジネスモデル「プラント・ライフサイクル・エンジニアリング」を実現したもので、カタールガス社およびカタール国の更なる発展に貢献し、さらに中東および他の地域でも本サービスの展開を目指す。また、同社グループは顧客の多様なニーズに対応すべく、地域密着型の営業・プロジェクト遂行体制、他企業との資本やビジネス提携等により、グローバルオペレーション体制を着実に進めていくという。