枝野幸男官房長官は12日の記者会見で「政治空白をつくることのないようにしっかり責任を果たしていきたい」と語った。
これは、この日開かれた閣僚懇談会で菅直人総理が「菅内閣として仕事をしている限りは、最後の最後まで全力をあげ、しっかり責任を果たしてほしい」と要請があったことにも触れて、官房長官としての考えを述べたもの。
また、終戦の日に閣僚が靖国神社を参拝することについて、枝野官房長官は「閣僚といえども、公的立場と私的立場があり、私的立場については政教分離と信仰の自由があるので、申し上げるべきでない。公的立場については、菅内閣として公的に参拝するようなことを決定する意向はない」と語り、私的立場で参拝があったとしても、個人の信仰の自由との認識を示した。
ただ、私的な参拝であったとしても、A級戦犯が合祀されている靖国神社に対し、閣僚在任中に参拝することには海外から常に批判があがっており、対外感情を配慮した行動も否めない。
(編集担当:福角忠夫)