岡田克也副総理は20日の記者会見で、同日行われた日米首脳会談で、TPP平洋パートナーシップ協定)について「野田佳彦総理はAPEC太平洋経済協力会議)で表明した際の自分の基本的な考え方は変わっていない。そのうえで、課題を乗り越えるべく、日米間の協議を加速していきたいと述べた」と語った。
また、岡田副総理は「オバマ米大統領も基本的にご理解されたと聞いている」と語った。
岡田副総理は「野田総理はさきの国会で、国益の確保を大前提として、守るべきものは守りながらTPP日中韓FTA貿易協定)、東アジア地域包括的経済連携を同時並行的に推進すると所信表明している。したがって、総理の発言は、日米間にまたがる具体的な問題を解決するために、交渉参加に向けた協議をさらに加速させるという決意が示されたものと考えている」と説明した。(編集担当:森高龍二)