セゾン情報システムズと日立ソリューションズがソリューションで協業

2011年07月25日 11:00

 セゾン情報システムズと日立ソリューションズは、データ連携製品と運用管理製品のシームレスな連携を実現するソリューションで協業し、8月1日から双方で提供を開始する。同ソリューションは、セゾン情報システムズのHULFTデータ連携ソリューション「HULFT DATA Communication」(以下、「HDC」)と日立製作所の統合システム運用管理製品「JP1」を活用した業務を効率的に運用するため、日立ソリューションズが開発した「JP1連携アダプタ for HULFT」を利用しているという。

 現在、企業システムでは多種多様なアプリケーションを導入。そのシステムの運用管理には、「JP1」のような運用管理製品を利用しており、多くの運用管理製品は、アプリケーションとの汎用的な連携手段は用意しているものの、アプリケーション固有の情報を運用管理製品に引き継ぐことができない課題を抱えている。

 今回、提供を開始するソリューションは、セゾン情報システムズの「HDC」と「JP1」を連携して最適な運用管理システムを実現。「HDC」の導入において、「JP1」の新規導入はもちろん、稼働中の「JP1」との連携についても、導入計画段階からシステムの構築、テストまでのトータルソリューションやポイントソリューションなど柔軟に対応するという。

 「HDC」の連携基盤となるファイル転送製品「HULFT」と「JP1」シリーズのジョブ管理製品「JP1/Automatic Job Management System 3」(以下、「JP1/AJS3」)を連携する部分には、日立ソリューションズが開発した「JP1連携アダプタ for HULFT」を利用。同製品により、「HULFT」におけるファイル転送結果などの詳細情報を「JP1/AJS3」で確認することが可能となるという。また、ファイル転送が異常終了した際の詳細なエラーコードを「JP1/AJS3」側で取得し、エラーの内容によっては、自動アクションを選択することで、ジョブ管理を容易に継続することも可能となり、作業の効率化を実現できる。

 セゾン情報システムズは、「HDC JP1連携ソリューション」として、日立ソリューションズは、「JP1連携ソリューション for HULFT」として、「HDC」や「JP1」を導入するお客様にそれぞれ相互に拡販し、システム設計から環境構築、運用保守に至るまでワンストップで最適な運用管理システムを提供していく。