大震災で亡くした9歳までの幼い命 391人

2011年06月20日 11:00

 平成23年版子ども・子育て白書が閣議決定された。白書は子ども・子育て支援策の現状と課題、22年度においての具体的実施状況の2部構成でまとめられ、東日本大震災被災地の子ども・子育てに関する対応についても福祉、学校・教育、妊婦・乳幼児などについての対応も報告している。

 この中で、被災状況について、被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県で4月11日現在の死者は1万3154人にのぼり、年齢が判明している死者は1万1108人で、このうち、0歳から9歳までが391人、10歳から19歳までが336人にのぼっていることを報告。

 また震災孤児も6月2日現在で岩手82人、宮城98人、福島18人の合わせて198人になっているとし、今後、増える見込みとしている。

 こうした現況報告を踏まえ、被災した子どもたちへの心のケアを含めた対応などを紹介している。(編集担当:福角忠夫)